ヒポクラテスの誓い

2014年11月13日

さて、厳粛な気持ちの続きですが、古代から医師は高度な倫理的使命感によって成り立っていた職業でした。
ヒポクラテスの誓いとは、古代ギリシアで作られた、医師の倫理・任務などについての、ギリシア神への宣誓文です。
その後時代とともに多少の改変を経て、現在はジュネーブ宣言にその概要は受け継がれています。
少し長いですが、2006年のジュネーブ宣言を引用してみました。

 

「医療専門職の一員としての任を得るにあたり、

  • 私は、人類への貢献に自らの人生を捧げることを厳粛に誓う。
  • 私は、私の恩師たちへ、彼らが当然受くべき尊敬と感謝の念を捧げる。
  • 私は、良心と尊厳とをもって、自らの職務を実践する。
  • 私の患者の健康を、私の第一の関心事項とする。
  • 私は、たとえ患者が亡くなった後であろうと、信頼され打ち明けられた秘密を尊重する。
  • 私は、全身全霊をかけて、医療専門職の名誉と高貴なる伝統を堅持する。
  • 私の同僚たちを、私の兄弟姉妹とする。
  • 私は、年齢、疾患や障害、信条、民族的起源、性別、国籍、所属政治団体、人種、性的指向、社会的地位、その他いかなる他の要因の斟酌であっても、私の職務と私の患者との間に干渉することを許さない。
  • 私は、人命を最大限尊重し続ける。
  • 私は、たとえ脅迫の下であっても、人権や市民の自由を侵害するために私の医学的知識を使用しない。
  • 私は、自由意思のもと私の名誉をかけて、厳粛にこれらのことを誓約する。」

 

一人の人間としては、この誓いに恥じない医師であり続けることは、時には難しいでしょう。
しかし、全世界に、そして過去に同じ思いを持った同朋がいる、ということは日々の励みです。