子宮頸がん検診

子宮頸がんについて

  • 子宮頸がんは若い世代に多いがんです。主に10代後半~30代後半の患者さんが多く、妊娠出産にかかわるため、症状がないうちに健診で早期発見することが大切です。

子宮頸がん検診について

  • 子宮頸がん検診(細胞診)
    子宮の出口である頸部を綿棒などでこすって細胞を集め、顕微鏡でがん細胞を見つける細胞診検査を行います。この検査を子宮頸がん検診と呼びます。
  • 性交渉が始まったら、1年に1回子宮頸がんの検診を受けることが勧められています。
    子宮頸部の細胞診検査の結果、異形成やがんの疑いが強い場合には、より多くの部分を採取(生検)し、顕微鏡で検査する組織検査を行います。これにより異形成や上皮内がん、または進行したがんであるかの診断を行います。
    また、子宮頸がんの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)との併用健診も有用です。

HPV(ヒトパピローマウイルス:Human Papillomavirus)

  • ヒトパピローマウイルスは、150以上の型があり、がんに関わるハイリスク型 は約13タイプが同定されています。(16,18,31,33,35,45,52,58型など)性交渉が始まると、全ての女性で一過性に感染が起こり、ほとんどの場合は免疫細胞に排除されますが、一定の割合で感染が持続し、細胞が次第に変化していきます。
    変化した細胞も大部分正常に戻りますが、一部の細胞は戻らず、がんと言われる細胞に変化します。

HPVワクチンについて

  • 2021年2月24日より、日本国内でも9価HPVワクチン(シルガード9)が販売開始となり、当院でも接種可能となりました。
    この9価HPVワクチンは、子宮頸がんの原因であるハイリスクHPV(human papilloma virus)の16.18.31.33.45.52.58型、及び、尖圭コンジローマの原因であるローリスクHPV6.11型の侵入を防ぐことで、子宮頸がんと尖圭コンジローマの予防を行うものです。
    日本人の子宮頸がんにおける研究で、HPV16.18.31.33.45.52.58型が原因の約90%であり、これらをカバーすることで、より高い予防効果が得られると考えられます。(従来の2価、4価ワクチンがカバーできる16.18型が原因の子宮頸がんは65.7%)

 

  • 【注意点】
    ① 予防効果が最も高く、最も接種が推奨されるのは、性交開始前の女性です。
    ② 次に接種が推奨されるのは、HPV感染が一時的な段階と考えられる26才以下の女性です。
    ③ 45才以下の女性であれば、一定の効果が期待できるとされています。
    ④ 子宮頸部細胞診軽度異常で経過観察中の方、既往がある方も接種可能です。
    ⑤ 妊娠中は接種できません。
    ⑥ 副作用があった際に追跡調査するため、9価HPVワクチン(シルガード○r9)は全例登録制となっています。
    ⑦ 3回の接種が必要です。(初回・2か月後・6か月後)費用は1回39000円+税(計42900円)となっております。
    ⑧ 男性の方には、4価HPVワクチン(3回接種、1回17000円+税(計18700円))の接種をお勧めしております。

 

  • 一時期、副反応や健康への不安が取り上げられましたが、その後の研究で、同様の体調不良はワクチンを接種していない方でも同じ割合で起こっていることが分かりました。世界では既に90か国以上で国策としてHPVワクチンの接種が進んでおり、2006年の接種開始以来約3億回以上の接種が行われています。

料金

  • 子宮頸がん検診の料金:
    1. 細胞診 3500円+税(3850円)
    2. 細胞診+HPV定性検査 6,000円+税(6600円)
    3. HPVジェノタイプ判定検査 25,000円+税(27500円)
    (不正出血など、異常を疑う症状がある場合は保険適応になります)
  • HPVワクチンの料金:
    9価(シルガード9)1回 39,000円+税(42900円)
    4価(ガーダシル)1回 17000円+税(18700円)