妊婦健診(~32週まで)

 当院の妊婦健診の特徴

  1. クリニックのよさは、お一人お一人の患者さんと医師がしっかり向き合えること。それぞれの体質やリスクを把握して、丁寧に妊娠をサポートします。
  2. いつも院長が拝見し、主治医となります。院長は超音波専門医であり、胎児精査を行うことができます。また、合併症妊娠をサブスペシャリティとしていますので、妊娠管理や保健指導に力を入れています。
  3. 毎回4Dで赤ちゃんの姿を見ることができ、動画もUSBで毎回お渡しするため、健診に来られないご家族の方にもお見せできます。

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  4. 必要に応じて助産師がお話を伺い、マイナートラブルを解決します。

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  5. セミオープンシステムを活用し、何か問題があった際には速やかに大きな病院に紹介させていただきます。(2019年5月より、里帰り分娩の方の新規の妊婦健診の受け入れは休止しております。)

 

初期(~妊娠13週=1st trimester)

4週(最終月経から数えて2週0日が受精の日)から妊娠反応が出始め、4~5週で経膣超音波で胎嚢が見え始めます。

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妊娠12週までは、初期ですので、2週おきに経膣超音波を用いて診察し、胎嚢確認、児心拍確認、児の成長確認、予定日の決定を行います。

5週後半で心拍が確認できます。母体は胸の張りやつわり、便秘などを自覚します。悪阻(つわり)の症状は人によって程度が異なります。

6~12週は器官形成期であり、この期間は薬剤感受性が高いです。

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妊娠8~11週の胎児頭殿長は成長の指標となり、週数の正確な推定ができます。

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サブモニターで、赤ちゃんの様子を診察しながら一緒に見ることができます。

問診の様子

 

<初期に行う検査>

子宮頸部細胞診(子宮頚がんの検査です。妊娠に合併する癌の7割は子宮頸がんです。)

妊娠初期採血

 

血算(貧血や、白血球の数を見る検査です。)

 

血型・不規則抗体(Rh血液型に代表される母子血液型不適合を起こさないか見る検査です。)

 

生化学(母体のベースの状態、肝臓・腎臓・脂質代謝を見る検査です。)

 

感染症(梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIVの感染がないか見る検査です。)

 

血糖値・HbA1c(糖尿病の素因がないか見る検査です。)

 

風疹抗体(初期の感染ほど先天性風疹症候群の発生が多いため)

 

トキソプラズマ抗体(妊娠中の初感染では赤ちゃんの成長に影響を与え、流産や早産などの恐れがあるため。)

 

妊娠中は生肉摂取をしないようにしましょう。

 

HTLV-1 抗体検査(成人T 細胞性白血病(ATLA)の検査で、陽性の場合母乳を介して感染を起こすことがあります。)

 

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妊娠11週頃から、母子手帳を使って、体重、血圧、尿蛋白、尿糖 + 胎児超音波(経腹)を行います。

12週0日~23週6日   4週ごと妊婦健診

24週0日~34週6日   2週ごと妊婦健診

中期(妊娠14週~27週=2nd trimester)

胎盤が形成され、胎児の運動も活発になってきます。

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25週の男児です。性別を見せてくれています。

現在の日本の新生児医療では24週(650g前後)での救命率は80%と生存が可能です。27週(1000g前後)ではほとんどの児の救命が可能です。

胎動は妊娠18~20週頃自覚されます。

<中期に行う検査>

クラミジア抗原(分娩時に赤ちゃんに感染し肺炎や結膜炎の原因となることもあるため。)

50gGCT(糖負荷試験)

(24週~28週で行います。糖分が含まれるジュースを飲んで1時間後に採血し、血糖値を測定します。検査前の食事制限はありません。妊娠中は妊娠糖尿病といわれる状態になり易いです。母体の血糖管理が悪いと赤ちゃんが巨大児になり難産の原因にもなります。また、生後、低血糖、黄疸、呼吸障害などの多くの合併症を引き起こすので、妊娠中の血糖管理は大切です。)

後期(妊娠28週~=3rd trimester)

胎児の成熟・成長の時期です。正常な体重増加をしているか、元気はよいか、羊水の量は大丈夫か、といった点を注意していきます。

 

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35週0日からは分娩先で妊婦健診となります。

産後相談

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無事お産を終えられた後も、授乳や慣れない生活にストレスは多いもの。当院では、助産師訪問サービスを行っています。ケア内容は、乳房マッサージや飲ませ方アドバイス、授乳の仕方のお手伝いなどです。乳腺炎がひどくなってしまって、お薬が必要な場合は当院で処方いたします。お気軽にご相談ください。