以下、妊娠初診からの流れを説明してまいります。
妊娠したかな?と思ったら、特に心配な症状がなくとも、早めの受診が大切です。
市販の妊娠検査薬で陽性反応であっても、流産や子宮外妊娠などの可能性があります。生理予定日から遅くとも2週間目頃までには受診をしましょう。
妊娠にかかわる診察は通常保険が使えません。妊娠初期にかかる診察料は1回10000円前後です。順調な経過で、母子手帳をもらったら助成券が使用できます。
当院では、セミオープンシステムでの分娩の方を対象に、妊娠初期から32週までの妊婦健診を行っています。(*2019年5月より、里帰り分娩の方の新規の妊婦健診の受け入れは休止しております。)
分娩される医療機関と連携をとり、妊婦さんとお腹の赤ちゃんが健やかに安心して出産を迎えられるように妊娠期間をサポートをいたします。
妊婦健診にかかる費用は、母子手帳付属の助成券が使えますので、自己負担金額は通常4000~5000円前後、血液検査がある場合は8000円(項目による)~になります。
当院は日本赤十字社医療センター、愛育病院、都立広尾病院、順天堂大学医学部付属病院、虎の門病院他、都内各病院と産科セミオープンシステムを実施しています。
このシステムは、妊婦健診は当クリニックで行い、緊急時の診察や入院、分娩は各病院で行う体制です。
普段は待ち時間が少なく、通院に便利なクリニックで検診を受けられ、何か異常があった時や、緊急の際は分娩先で診察を受けることができる、優れたシステムです。ぜひご利用ください。
その他セミオープンシステム可能病院:東京大学医学部付属病院・都立広尾病院・東京山手メディカルセンター・東京マザーズクリニック(順不同)
大変恐縮ですが、外来予約数の関係で現在、里帰り分娩の方の新規の妊婦健診の受け入れは休止させていただいております。
お腹の中での赤ちゃんの様子を立体動画で映像化したものが4D画像です。
従来の白黒の断面図に比べ、非常にわかりやすいので、妊婦健診が楽しみになったり、赤ちゃんへのイメージや愛情形成に役立つという利点があります。また、ご家族もこの動画を楽しみにしておられることが多く、遠方で一緒にいらっしゃれない場合でも、動画をUSBメモリに保存してお渡しすることができます。
当院で妊婦健診を行っている方は4Dは無料です。 (他院に通院中の方は、8000円+税です。)